加齢臭とは、どんな臭い~?その原因は?
中年男性の悩みのタネ加齢臭とは、ノネナールという悪臭成分が発生する体臭の一種だそうです。
そして、このノネナールは毛穴に詰まった皮脂汚れが原因!
このページでは、加齢臭の特徴や原因、そしてノネナールという物質についてお話します。
加齢臭ってどんな臭い?
30歳を過ぎたころから、汗臭さや男臭さとはまた違った、いや~な臭いがしてきます。
「ロウソクのような臭い」
「古本のような臭い」
と表現される、青臭さと脂臭さが入り混じった、いわゆる「おっさんの臭い」が加齢臭なのです。
この加齢臭は特に耳の後ろや首筋から多く発せられます。
「振り返ったら、なんか親父の臭いがした」
「最近、朝起きると枕から変なにおいがする」
って気がしたら、それがあなたの加齢臭です。
加齢臭の原因ってなに?
このいや~な加齢臭の原因はノネナールという物質で、資生堂さんの研究により発見された、不飽和アルデヒドです。
このノネナールはどうして発生するのでしょう?
ノネナールは皮膚の表面にある皮脂線から分泌されるバイミトオレイン酸という脂肪酸が、皮膚表面の常駐菌によって分解されたり、酸化して出来るのです。
加齢とともに、ノネナールの原料であるバイミトオレイン酸の分泌が増加し、また酸化抵抗力も落ちているので酸化されやすくなります。
さらに、新陳代謝も落ちてくるので、皮膚表面にバイミトオレイン酸やノネナールが残りやすくなります。
これにより、加齢に伴い皮膚表面のノネナールが増えてきて、いや~な加齢臭がするようになるのです。
日本人の生活の変化と加齢臭
加齢臭という言葉は、昔からあったのでしょうか?
この加齢臭という言葉は、ノネナールを発見した資生堂が命名した言葉です。
それまでは「おっさんの臭い」とか言われていました。
しかし、加齢臭が話題になってきたのは、ここ10年くらいではないでしょうか?
足の臭いや、頭の臭い、汗臭さなどは、昔から話題になり、そのための防臭対策もいろいろありました。
つまり、昔の日本には加齢臭はなかった、あるいは問題視されるほど多くなかったのではないでしょうか?
では、なぜ最近になって加齢臭が話題になってきたのでしょう?
加齢臭の原因ノネナールを作りだすバイミトオレイン酸は、脂肪酸の一種です。
日本人の食生活が魚・野菜中心から肉中心に変わってきたことによるバイミトオレイン酸分泌の増加や、生活サイクルの変化、ストレスの増加などによる抵抗力の減少などなどの理由から、ノネナールの発生が増え、加齢臭が話題に上がるようになったと思われます。