加齢臭を予防する食事

加齢臭の原因ノネナールは、体内から発生するバイミトオレイン酸などの脂肪酸が分解して発生します。

つまり、脂肪酸の発生量を抑える事と、脂肪酸の分解を抑える事が出来れば、加齢臭の発生はぐっと少なくなります。

この、脂肪酸発生量の減少と、分解の抑制には、体内環境の改善が不可欠。

その体内環境改善に役立つ食事法などをこのページでは紹介していきます。

加齢臭を抑えるための食事法とは

加齢臭を抑えるための食事法の要点は次の二つです。

肉類を抑えた食事

動物性脂肪の摂取を減らすことにより、脂肪酸の発生を抑えるのです。

抗酸化作用の多い食事

抗酸化作用の多い食材を取ることにより、脂肪酸の分解を促進しノネナールを発生させる過酸化脂肪質を抑えます。
ビタミンC、ビタミンE,ポリフェノール、カロチン、リコピン、カテキン、イソフラボンなどを多く含む食材は、抗酸化作用が多いと言われています。

抗酸化作用の多い食材とは

ビタミンCを多く含む食材

パセリ、ブロッコリー、ピーマン、小松菜、ほうれん草、モロヘイヤ、レモン、イチゴ、キゥイフルーツ、柿、グレープフルーツ、夏ミカン、芋類、豆類などが、ビタミンCを豊富に含む食材といえます。

ビタミンEを多く含む食材

モロヘイヤ、かぼちゃ、ほうれん草、サツマイモ、アボガド、ブルーベリー、プルーン、うなぎ、イカ、ブリ、キンキ、サケなどがビタミンEを多く含む食材と言われています。

ポリフェノールを多く含む食材

ポリフェノールはどの植物にも含まれる栄養素ですが、特に渋みや苦みが多い物はポリフェノールを豊富に含むと言われています。
ブドウ(表皮や種子に多い)、緑茶、ゴマ、大豆、リンゴ、玉ねぎ、ブルーベリー、生姜、ウコン、柿など

カロチンを多く含む食材

カロチンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養素です。
しそ、モロヘイヤ、ニンジン、パセリ、バジル、ほうれん草、春菊、ヨモギ、かぼちゃ など

リコピンを多く含む食材

リコピンはカロテノイドの一種で、トマトに含まれる赤色成分で、活性酸素除去作用がカロチンの2倍以上あると言われています。
トマト、柿、スイカ、トマト製品(ケチャップなど)

カテキンを多く含む食材

カテキン(タンニン)は、ポリフェノールの一種で抗酸化作用が多い成分です。
緑茶、煎茶、ほうじ茶、抹茶・イソフラボンイソフラボンもポリフェノールの一種でマメ科の植物に多く含まれています。
大豆、大豆製品(豆腐、納豆)

加齢臭を促進させる食材

加齢臭をより多くさせる食材、それはつまり脂肪酸の分泌を促進させる食材です。

代表的な物というとコーヒー、チョコレート、バター、チーズ、豚肉、ベーコン、ナッツといった、いかにも脂っこいものです。

また、お酒の飲みすぎも加齢臭を促進させる原因と言われています。

適量のお酒なら活性酸素を抑える働きもありますが、肝臓内でアルコールが分解される時、活性酸素が発生するので、あまり飲みすぎるのは、体にも、体臭にもよくないということです。

和食のススメ

動物性脂肪が少なく、魚介類や野菜が多く、大豆製品が多い食事といえば、昔から私たち日本人が取ってきた和食がそれにぴったり当てはまります。

事実、加齢臭や体臭が話題になってきたのは、日本人の食生活が肉食中心になってきた最近のこと。

昔から、日本人は体臭が少ない民族と言われてきましたが、それは和食が原因と言えるでしょう。

魚介類や野菜中心の和食ですが、特に納豆や味噌など大豆を発酵させた食材をとることにより、抗酸化作用がより強くなるそうです。

肉や脂っこいもの中心の食生活から、昔ながらの和食に切り替えていくだけで、加齢臭が減っていくこともあると思います

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