女性の加齢臭とその対策
加齢臭というと、「おやじ臭」と言われるくらい、中年男性だけのもの、とお考えではないでしょうか?
じつは、この加齢臭は女性にもあるのですよ!
このページでは、女性の加齢臭とその対策についてご紹介しています。
女性のみなさんも、正しい知識を身につけて、しっかりと加齢臭対策をしましょう。
女性の加齢臭ってどんな臭い?
女性の加齢臭は、男性のような、青臭さと脂臭さが入り混じった、きつい匂いではなく、もっと弱い匂いだそうです。
そのため「女性には加齢臭は出ない」と、思われがちですが、実はしっかりと加齢臭があるのです。
「化粧品が古くなったような臭い」
「なんとなく、すえたような臭い」
「一週間くらい洗っていないような洋服の臭い」
「おばあちゃんの臭い」
このように、表現される臭いで、30代後半から40代ごろから、臭いだすそうです。
どうして、女性は加齢臭が弱いの?
加齢臭の原因は、体内から分泌される脂肪酸が分解、酸化されて出来るノネナール、ということは男性も女性も同じです。
しかし、一般的に女性の方が男性よりも加齢臭が強くありません。
その理由は、以下の2点があげられると思います。
1)食生活の違い
男性に比べ女性は美容や健康の事を考え、脂っこいものは控えめにして、野菜やビタミン豊富な食事を多く取ります。また、喫煙や深酒も男性に比べ少ないでしょう。
このような食生活パターンの違いが、男性に比べ加齢臭が少ない原因と思われます。
2)ホルモンの関係
女性は、思春期を迎えるころから女性ホルモンの分泌が盛んになります。
この女性ホルモンですが、抗酸化作用があるそうです。
抗酸化作用のあるホルモンを分泌して、元気で丈夫な子供を出産出来る体を作っていくんですね。
この抗酸化作用のあるホルモンのおかげで、脂肪酸の酸化、分解が抑えられ男性より加齢臭がすくないそうです。
ここで重要なのは、抗酸化作用のあるホルモンの分泌。
年齢とともに、ホルモン分泌は少なくなり、特に閉経後はホルモンが少なくなっていくそうです。
そのため、脂肪酸の分解、酸化も盛んになり、ノネナールの発生も多くなっていくということです。
女性の加齢臭の対策
女性の加齢臭対策は、大きく分けて2つのポイントがあります。
1)食生活の改善
男性の場合も同じですが、肉食中心の食生活では、脂肪酸も多く分泌されてしまいます。
肉類を抑え、魚介類や野菜、特にカロチンが豊富な緑黄色野菜や豆類を豊富に取ることが、脂肪酸の発生を抑え加齢臭も少なくするでしょう。
2)健康な体つくり
もともと、女性は抗酸化作用の強いホルモンを分泌しており、それにより脂肪酸の酸化を抑えるこうかがあります。ただし、加齢とともにこのホルモン分泌が少なくなっていくのは仕方がありません。
しかし、健康的な体つくりにより、ホルモンの減少を遅らせたりすることは可能です。
また、ストレスなどにより、体内の抗酸化作用が減少することも考えられます。
継続的な運動や、ストレスフリーの生活などを送り、健康な体つくりがホルモンの安定と、ひいては加齢臭の抑制につながるのではないでしょうか?