
ジャムウってどこで売っているの?
ジャムウとは、インドネシアに古くから伝わる、ハーブからできた民間療法薬です。
その起源は、インドのアーユルヴェーダで、人の身体が持つ免疫力や治癒力を高め、体調を整えたり、疾患を治癒するパワーがあると言われています。
現代のインドネシアでは、もちろん西洋医学の医療薬もあり、病院などで治療を受ける際は、そのような医療薬が処方されますし、薬局に行けば入手する事も出来ます。
それでも、ジャムウは昔からの医薬品という事で流通しており、日ごろの体調管理やちょっとした病気の対応に使用されています。
インドネシアではまだまだ現役のジャムウ、どんなところで手に入るのかをご紹介いたします。
ジャムウ屋さんやジャムウ屋台

バリ島の街にはジャムウ専門のお店があり、ジャムウはそこで買うことが出来ます。
ただし、最近ではこのジャムウ専門店がめっきり減ってしまいました。
特に、クタ、ウブドといった観光客がよく行く街では、ほとんど目にすることが無くなってしまいました。
しかし、各地で毎晩行われるセンゴールと呼ばれるナイトマーケットでは、こちらの写真のようなジャムウ屋台が沢山出ています。
ジャムウ屋台の目印は、ガラスショーケースにびっちり並べられたジャムウと、黄色い看板。
ナイトマーケットに行く機会があれば、ぜひこのジャムウ屋台を探してみてください。

ジャムウには、カプセルに入ったものと、粉薬のものがあります。
カプセル入りは、普通に水と一緒に飲めばいいのですが、粉薬は大変苦くて飲みづらいです。
そこで、ジャムウ専門店やジャムウ屋台では、粉薬のジャムウをお湯にとき、ハチミツやレモンなどを入れて飲みやすくして出してくれます。
さらに口直しのキャンディーやビタミン剤などもサービスでつけてくれます。
ジャムウを買って家に帰って飲んでもいいですが、ぜひ店頭で飲んで行かれることをおススメします。
薬屋さんやスーパーマーケット

街中にある、薬屋さんでもジャムウを扱っています。
こちらの写真にある「キミア・ファーマー」といった、薬局(チェーン店)でもジャムウは手に入りますが、風邪薬の「トラックアンギン」といった、よく出る一般的なものしか置いていない事があります。
ナイトマーケットには、時間的に行けないとか、行ったけどジャムウ屋台が見つからなかった、といった場合には街中でこんな薬局を探してみてください。

ーパーマーケットでも、探してみよう。
薬局もなかなか見つからないときは、最後の手段!
スーパーマーケットやコンビニに行ってみましょう。
日本と同じように、スーパーやコンビニでも一般的な薬やジャムウを扱っているところがあります。
お菓子やお土産などを探すとき、ちょっと店内を見て回ってください。
ジャムウおばちゃん(ジャムウ・ゲンドン)

ペットボトルに怪しげな黄色い液体を入れて、売り歩いているおばさんを見たことはないですか?
このおばさん(時にはおじさんだったりもしますが)はジャムウ・ゲンドンと呼ばれる手作りのジャムウ売りです。
彼女たちが売っているのは、自宅で作ったジャムウ。
ほとんどが、健康増進や病気予防効果があるものばかりです。
薬局やジャムウ専門店で売られているジャムウとは違いますが、毎日欠かさず飲んでいるという人もいるくらいの人気商品です。
ジャムウゲンドンは、朝市(パサール)で売っていることもありますので、パサール見物の時に見つけたら、ぜひトライしてみてください。
ぜひ、この記事が参考になりましたら幸いです。
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